こんにちわ、婦人(@naho_osada)です。
8歳と6歳の子(2024年1月時点)がいる、在宅で働くフリーランスのエンジニアです。
「小学生の子どもが毎日のように物をなくして帰ってくる!」
学校に持っていったものを「学校に置き忘れて」または「学校でなくして」しまう。
なくさない子は本当になくさないし、なくす子は毎日のように物をなくしてくる…
物はただではありません。あれこれ説いてもすぐになくしてしまいます。
我が子がこのタイプで毎回非常に困っているのですが、できる対策をいくつかやってみました。
ここではなくす確率を減らす効果があったものとなかったものについて紹介します。
「学校に持っていった物を忘れる」-忘れ物はあまりしない
我が子は学校へ持っていくものについてはそれほど忘れ物をしないのですが、「学校に持っていったものを持って帰ってくるのを忘れる」タイプです。
朝5本持っていったえんぴつが帰ってきたら2本減っている。消しゴムがない。そんなのは序の口です。
教科書、横断バッグ、ふでばこ、計画帳…家から持っていったあらゆるものをなくしてきます。
長期休み前に持って帰ってくる道具箱の中身は特に悲惨です…クーピー、サインペン、全部何かしら足りない。
自分の物に対して執着が薄いタイプなのかもしれません。
少しでも持っていったものを忘れないで持ってくるために、試してみました。
効果があった対策
一定の効果があったと思える対策を紹介します。
周りと同じものにならないようにする-可能なら生協一括購入物を避ける
学校指定のものは何かとあります。体操着のように明らかに記名するものは区別がつくのでなくしませんが、えんぴつや消しゴムは学校のルールの範囲内でなるべくかぶらないものにするとなくしにくくなります。
たとえばえんぴつ一つにしても、生協指定はTOMBOえんぴつでしたが、これをすべて使い終わった(紛失含む)あとは木のぬくもりを感じる’(?)三菱鉛筆に変えてみたら明らかになくしにくくなりました。
紛失ゼロにはならないものの、かなりマシになりました。
ただ、消しゴムはケースが何色であっても基本的に白色なのでなくしやすいようです。名前は書いているのですが、転がって紛失するパターンが多いようですね。
そうはいってもどうしても同じものを一括購入しなければならない場面はあります。クーピーやサインペン、最近だとタブレット用のタッチペンなど。
これらにも名前を書くのはもちろんですが、(キャラクターものではない)シールを自分で貼ってもらい、「自分のものだ」とマーキングすると意識づけが働いてなくしにくいようです。
事例:周りと違うものはなくしてこない
なんでもかんでもなくしてくるのではなく、なくしやすい物には一定のルールがあるようです。
自分の持ち物で、周りと明らかに違うものはなくしてきません。
我が家で言うと体操着袋(手製)、給食セットの袋(手製)、給食のコップは完全個人持ちなので自分の物と認識しやすいのかもしれません。
周りの人も物を見て「これ〇〇くんのじゃない?」と思って渡してくれているのかもしれません。
はっきりとした明るい色にする
自分のものがある!とすぐに目で認識できるようにしておくと忘れてこなくなるようです。
地味な色だと認識から漏れてしまい、結果的に忘れてしまうようです。
原色寄りのものがおすすめです。
事例:ふでばこを何回もなくしてきた
2年生の夏休み明け、以前使っていたラベンダー色のふでばこが壊れたため、青色のふでばこに変更しました。
そしたら、なんと2週間に1回のペースでふでばこを紛失して帰ってくるようになってしまいました。
1回は課外実習へ出たときの袋に入れっぱなしだったのですが、あとは全部別の子の机の中にまぎれてしまっていたようです。
子どもの通う学校ではキャラクター物が禁止、柄者もなるべく排除するように言われているため、絵柄で区別させることはできません。
ですが単色については特に指定がないため、赤色にしました。
ふでばこごと忘れてくることはなくなりました。
赤色のふでばこであれば男子同士でかぶることはまずないようです。女子とはかぶるかもしれません(が、今のところクラス内ではかぶっていないようです)。
事例:大人でももちものは目立つ色の方がいい場合も
大人のもちものでも、よくどこに置いたかわからなくなって探してしまうもの、なくしたら困るものは派手な色にしておいたほうが見つけやすいと思います。
例えばスマートフォン、財布、キーケース、メガネケース。ブラックのものはすごくシックで大人でカッコイイものが多いのですが、なにせ他の物と同化してしまい見つけにくい…
「スマートフォン、どこに置いた!?」
とよくなるので、スマートフォンケースは赤色にしています。
私は財布をなくすことはまずありませんが、鞄の中でどこに行った?と探すことがあります。こちらも探しやすいように赤色です。
メガネケースは暗くても見つけやすいように白色です。
先生に電話して取りに行く
子どものプライドを少し刺激する方法です。
宿題を持ち帰るのを忘れ、あまりにもできないときは学校に連絡して取りに行くことにしています。
もし宿題を持ち帰るのを忘れてしまったら、親も電話をしてさらに学校まで一緒に行かなければならない(※放課後、子どもだけで学校に行くことは禁止になっています)のでかなり面倒ですが、子どもも面倒だしちょっと恥ずかしい気持ちもあるようです。
「忘れないようにしよう」と思って忘れてこなくなる効果は相当あります。
事例:計算カードを忘れて宿題やらない確信犯
計算カードも1年生の頃から忘れて帰ってくる常習犯になってしまいました。
「明日は計算カードを持って帰って来てやろうね」からの、翌日「忘れてきた」のループになってしまいました。
そうしているうちに「忘れてきたらやらなくていい」と思ってしまったようです。
それなら、と計算カードの宿題から逃げられないようにWebアプリ「スタディチャレンジ」を作りました。
母の恐ろしさを思い知るが良い(?)
事例:忘れ物を学校まで取りに行った
2年生になってから、配布のおたより、宿題の持ち帰り忘れが多く、宿題が成立しない日が多く出てきました。
あまりにも多いので、もし宿題を持ち帰り忘れたら夕方「学校まで取りに行く」ようにしました。
子どもだけで取りに行けないルールなので、学校に電話をした上で夕方親が一緒に学校まで忘れ物を取りに行きます。
結構面倒ですが、「明日必ず持ち帰るように」と言っても効果がなかったので致し方ありません。
その間、子どもは私からひたすら説教を受けます。何よりも親から先生に電話されてちょっと恥ずかしい気持ちもあるのかもしれません。
先生、お手数おかけしてすみません。確実に効果はあります。
手持ちのお金から支払ってもらう
文具品は有料だとわかってもらうため、子どもの手持ちのお金から支払ってもらうことにしています。
えんぴつ、消しゴムは1つなくしたら10円。ふでばこは100円。手持ちがないときは天引きになります。
その額で買えるものではないこともセットで伝えています。
このルールにしてから支払ってもらったことは1回だけ。ちょっとした意識づけができたようです。
少しは効果があった対策
少しは効果があった対策について紹介します。やらないよりはマシです。
「明日は持って帰ってくること」と伝える
朝、出かけ前に伝えられたらできる可能性が50%程あがります。それでも忘れてくるときは忘れますし、何より親が伝え忘れてしまうと効果がありません。
メモに書いて持たせる
次の日の予定を書いて帰ってくる予定帳などに「〇〇を持って帰ってくる」などと書いておきます。えんぴつをあまりにも忘れてくる(なくす)ときはふでばこに「えんぴつ5本、赤青えんぴつ1本、消しゴム1個、じょうぎ、入っているか確認!」というメモを貼り付けたことも。
しかし見ても忘れてしまうのか、意識に入らないのか。これも成功率は半々といったところでした。
効果がなかった対策
ここからはまるで私の子には全く効果がなかった対策です。
やってはいけないこととして参考にしてください。
叱り飛ばす
本当に効果がありませんでした。何度叱っても、伝えても忘れるときはずっと忘れてきます。叱る労力が増えただけでした…
忘れ物チェッカー
残念ながら、チェッカーを見て支度をすること自体を忘れてしまうようです。
はじめの数回は機能していましたが、すぐにお役御免になってしまいました。
「ちゃんと物が入っているかチェックしてから帰る」ことができる子にはすごく良いアイテムだと思います。
番外編:ややなくさないのは「自分で名前を書いたノート」
学校では全員見た目も同じノートを使うことが多いと思います。
名前は書いてあるのですが、これもどこかになくしてしまう筆頭です。
ところが、「自分で名前を書いたノート」はなくす確率が少ないのです。私が名前を書いたものはどこかにやってしまうことも多いのに…
もしかしたら自分の持ち物に自分で名前を書くことで「自分のものだ」と意識が働き、その結果なくしにくくなるのかもしれません。
まとめ
子どもがどうしても物をなくすので困る、効果があった対策と効果がなかった対策について紹介しました。
我が子に効果があった対策は
- 周りと同じものにならないようにする
- はっきりとした明るい色のものにする
- 先生に電話して取りに行く
- 手持ちのお金から支払ってもらう
の4つでした。
そうはいっても毎日何かをなくしてこないか心配が続いています。
持ち物もタダではありませんし、どうにか意識を向けてなくさないようにしてほしい物です。
持ち物をなくしがちな子の対策の参考になれば幸いです。