こんにちわ、婦人(@naho_osada)です。
8歳と6歳の子(2024年1月時点)がいる、在宅で働くフリーランスのエンジニアです。
小学生の朝は早いですよね。大体8時~8時半頃までには登校することになっている学校が多いのではないでしょうか。
子どもが早いと親も一緒に準備したりするので、どうしても早起きになりますよね。毎日お疲れ様です。
実は、私は自分の子が小学校1年生の頃から現在まで、途中まで朝の通学路を一緒に歩いていっています。
子どもの希望でついていくのを始めて1年以上経ちました。
2023年度はついでにPTAの防犯パトロールも一緒にやっています。
ここでは通学路を歩くと何がある(あった)のか、PTAの防犯パトロールとは何か、などについて紹介します。
「おかあさんといっしょがいい」一緒に歩く理由はそれだけ
そもそも小学生になったら一人で学校へ歩いていくもの。
なのになぜ、私が登校のときに一緒に歩いているのか、というとこれは本人の希望、というだけです。
一番初めは小学1年生の入学のとき。途中まで一緒に歩いて行きました。多くの家庭でやることも多いと思います。
これがどういうわけかだんだんと距離が延びて今では通学路の最大2/3程の距離、時間にすると片道15分は一緒に歩いています。
具体的な理由は本人が言わないので聞けていないのですが、「おかあさんと一緒が良い」とのこと。
学校で嫌なことがあったり、行きたくないわけではなくただ一緒に来てほしいだけ。
そんな子の希望を叶えるために、登校日は朝散歩の日々が続いています。
そして時は流れて現在、2年生の終わり頃、2月。まだやっています。
ちなみに本人にいつまで一緒に行くのか聞いてみたら、だんだんと距離は短くなるものの、6年生までとのこと。真実になったらまた笑い話にします。
PTAの防犯パトロールとは
街中や通学路で黄色や蛍光イエローのベスト等を着て歩いていたり立っている保護者らしい人を見かけたことはありませんか?あの役の人がPTAの交通安全、防犯パトロールの一人かもしれません。
かもしれません、というのは地域の交通ボランティアの場合もあるためです。見ただけでは区別できないと思います。
この辺りはちゃんと人の目があるよ、とアピールすることで未然に悪いことが起こらないように、という意味がこめられています。
この活動は各学校のPTAの交通安全委員会などが取りまとめていると思います。
活動内容は通っている学校やその年によって全然違いますが、「黄色(蛍光イエロー)のベストなどを着て通学路を歩く」のは割と共通なのではないでしょうか。
登下校の時間帯に黄色いベストを着て通学路を歩く
私は2023年度、この活動に参加しています。
「役に立ちたい」などという誇り高い意志はありません。普段の行動の「ついで」にできたからやろう、それだけです。
私の通う学区の、2023年度の防犯パトロール活動は「登下校の時間に黄色いベストを着て通学路を歩く」です。
ただし「できるときにできることをやる」「やれる人がやる」のが前提ですので、〇日の〇時から〇時まで通学路にいること、といった決まりは一切ありません。
ちなみに、交差点に立って安全をみる旗振りとは別の活動です。
私の通う学区では旗振り当番は全家庭が対象となっています。旗振り当番の日は旗振りが優先されます。母の体はひとつしかありませんので…。
※父は下の子の担当なので家にいる必要があります。
「これなら協力できる」と思った
2023年5月頃に「やれる人いませんか?一緒にやってください」とPTAからおたよりでお願いがありました。それに応じた形です。
というのも、私は子どもが1年生の頃から今も登校に付き添っていて、登校のたびに通学路を歩いて帰ってきています。およそ7:15~8:00の間です。
付き添っている理由は子どもが来てほしいと願うからです。特別何か問題があるわけではありません。
雨の日は車で送迎する、子どもが病欠の場合は出ないなどもあるので毎日ではありませんが、週3~4回は歩いているのではないかと思います。
歩くのは朝だけ。下校時刻は基本的に仕事をしているので出ることはありません。一度だけ何かのついでで出たことがあるかな?
「できるときにできることをやる」原則で、「毎日やらなくてもいい」「都合がつくときだけでも」とのことだったので特別問題になりませんでした。
だから協力できると思って、私は黄色いベストを着て通学路を毎日歩く人になりました。
ただ、朝、子の通学路の区間でこの活動に参加しているのはどうも私だけのようです…みんな朝忙しいよね!わかる!
そんな本活動ですが、今のところ集まりなどは一切なく、ただ置いてあるベストを持っていき、書類に記名をしただけです。取りまとめの係の人に会ったこともありません。年度末の1回くらい、招集かアンケートがあるかもしれません。
全部の活動がこんな感じで、人が集まればPTA活動もやりやすくなるんだろうな、なんて思っています。
色々発見できて健康的、周りからは「よく見かける人」になる
登校に付き添いで歩いていって、ついでに防犯パトロールの服を着ているだけなのですが、それでもそれなりの発見やつながりはあるものです。
散歩のようなものなので、歩いていれば季節の移り変わりを感じます。そろそろ暖かいどころか暑くなってきた、涼しくなってきた、なかなか寒くならないと思ったら急に寒くなった、など。
登校時間帯に外に出る支度(着替えて化粧をして!)をするのもなかなか大変ですが、あまり動かないデスクワーカーには健康維持のための良い運動にもなるので一石二鳥ともいえるかもしれませんね。
そんな活動を続けていると、その時間帯に出てくる人の顔を何となく覚えてきます。
反対に私も朝出てくる方々に覚えられていることでしょう。「あの人朝にいること多いよね」なんて近所で思われていると思います。
実際、毎日公園にいるおじいさんと顔見知りになりましたし、声をかけられるようにもなりました。
防犯パトロールのベストを着ているから余計に、地域交通ボランティアで毎日来てくださっている交通安全の旗振りの方とも顔見知りになりました。
顔見知りの小学生も随分増えました。中には黄色いベストを着ていなくても「あのおばさんだ」とわかる子もいて(すごい記憶力!)、登下校時間帯に私を見かけると自主的に挨拶をしてくれる子も出てきました。
いわゆる「地域とのつながり」というもの…だと思います。
歩いて遭遇した事案2023年ver.
そんな登校の付き添い兼防犯パトロールですが、1年以上一緒に歩いていれば何かしら起こることもあります。
ここからは通学路を歩いたことで遭遇した事案をご紹介します。
私の住む学区は車が多い大通りを歩いていくので、歩道から車道に飛び出る子はまずいません。車通りが少ない場所よりも明らかに危ないとわかるからだと思います。
またクラス数も多い方なので、主な通学路上はかなりの人数が歩いています。登校時間帯であればランドセルを背負った小学生の誰かしらが歩いています。
そのため、どちらかというとちゃんと歩いているか、違うところへ行こうとしていないか、などのパトロールだったかなと思います。
※一部フェイクを入れています
酔っ払いの若者集団
年明けすぐの1月頃、歩き方が不自然な若者7人ほどの集団が通学路上にいました。時期からして新年会でオールした…といったところでしょうか。
大声で話し、やや千鳥足です。
しかもそのうち一人がどうしてもトイレが我慢できなかったらしく立ちで…(昭和じゃあるまいし!?)
とはいえこの集団、刺激しなければこちらに向かって害を与えてくることもなさそうでしたので、経路上にいる小学生にさりげなく目を配りながら(自分の子もかばいながら)通過。集団は途中で主な通学路から逸れていきました。
今思えばこちらも通報しても良かったのかもしれません。立ちでしているあたり、もしかしたら軽犯罪になったかも…お尻が見えていたから公衆わいせつに該当したかもしれない…(おばちゃんはみた、笑)
次に似たようなものを見かけたら…見かけたくはないですが、そのときは通報しようと思っています。
「お菓子買おうか?」-知り合い?不審者?
高校生とみられる男子が、小学2年生男子に対して「お菓子買おうか?」などと登校中に話している現場を目撃しました。
小学生の方はちゃんと断ってそのまま歩いていきました。
2人は知り合いかもしれないとも思いましたが、朝から登校中の小学生に対して「お菓子買おうか?」と話しかけるかな?と違和感があったことと、男子高校生側が私と目が合って「やばっ」とも言える表情を見せたので、念のため情報提供に…登校時間後に通報しました。
その後特に何もなく、安心しています。
登校する・しないで揉める姉妹
パトロール参加前の4月頃の話です。
小学1年生と3年生の姉妹で、妹の方が登校しないと揉めている現場に遭遇しました。
話を聞くと、5年生の兄がいるそうで、その兄が忘れ物を取りに戻ったのを待っていたのですがなかなか帰ってこないまま…遅くなってしまうから先に行こう、と姉がいうものの、妹がどうしても行かないといって姉が困っているとのこと。
家が近くだったので、一緒に歩いて一旦家に戻ったものの、兄は既に出発していたようでした。
学校へ向かうようでしたが、これから学校に向かっても登校時刻を過ぎるため学校に連絡し、その後保護者と連絡を取り(連絡先を姉妹に教えてもらった)、姉妹を保護者に引き渡しができました。
こんなちょっとしたすれ違いもありますよね。
ちなみに兄は忘れ物を取りに戻ったついでに保護者の方に学校まで送ってもらっていたため、どのみち待っていても会えなかったようです。
カッパを着たいけれど着れない…
すごく困っているわけではないけれどちょっと困ったことのお助けをした話です。
雨の日、「カッパを着たいけれど着れないんだ」とぼやいている小学1年生。
聞いてみれば、カッパを着たいけれど傘もあるしランドセルも背負っているし手荷物もあるし、一体何をどうしたらいいのかわからなくて着れない、でも着たい…と思いながら歩いていたようです。
物を置けばいいことくらい彼にもわかっていましたが、雨でそこら中濡れていますからそれも難しいというのもわかります。
交通の妨げにならない場所へ移動し、荷物を一時預かり、カッパを着る手伝いをしました。
私は今日も少しずつ変わる道を歩いていく
毎日何も変わり映えのないような道ですが、毎日何かしら起こっています。
軽やかに歩いていく子もいれば、足取りが重かったり、憂鬱な顔をしている子も。いつも面倒そうな顔をしながら歩いている子が、ある日はとても楽しそうな顔をしていることも。
配布されたタブレット端末を嫌々、だるそうに持って歩いている子。重たいよね。
大人も色々です。誰かを待っているように見えた人が、待ち人が来て笑顔で挨拶する姿。バスに乗り遅れそうになっていつも走っている…ように見える人。
公園のベンチで新聞を読んでいるおじさん。夏と冬以外は朝から公園にいて、日暮れまで誰かとお話しているおじいさん。
公衆電話で電話をするために歩いてくるおばあさん。
そんな日常の中に、たまにちょっと危ないこともあります。その危ないことから事件にならないと良いなと思いながら、ときにちょっと手を貸しながら。
できるときに、できることを。
子どもが付き添いを願う限り、PTAの防犯パトロールもついでにやって、今日も一緒に歩いていきます。
朝の時間が許すなら、または帰りの時間が許すなら…防犯パトロールなどは関係なしに、あなたも子どもと一緒に通学路を歩いてみませんか?
きっと良い発見がありますよ。