育児妊娠・出産
更新日 : 2023年6月13日
投稿日 : 2018年12月11日

感音性低音難聴-イソバイド投薬以外の対処法-

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以前、感音性低音難聴、妊娠中も産後も再発しました!という話を書きました。

再発してお薬飲んで一瞬良くなったり、よくならなかったり、日によっては寧ろ悪化していたりするので、随時薬を追加されていました。

まずい薬我慢して飲んでるのに、完全にはよくなりませんでした。

特効薬飲んで覿面に効果が出る人はそれでいいと思います。おめでとうございます!耳が聞こえないの、すごくつらいですものね!

しかし私は投薬では良くならなかったので、以下の方法で、感音性難聴を克服しました。

今でもストレスが溜まるなどすると聞こえにくくなることがありますが、水に潜っているような、くぐもった感覚までにはならなくなりました。再発頻度も激減しています。

感音性低音難聴とは

文字通り、低音のみが聞こえ辛くなる症状です。私の場合は左耳、発症中は水の中に入っているような、耳が塞がっているような感覚があります。

発症する原因は不明ですが、内耳にリンパ液が溜まってしまって聞こえがおかしくなるから、リンパ液の循環を良くしてしまえば治る、という治療法はあります。あとはとりあえずストレスと睡眠不足を解消すること、水分を取ることです。

突発性難聴とは異なり、こちらは再発します。

対策方法

水分を摂る

運動して体内の循環を活性化させることももちろん必要なのですが、水分がなければ体内の循環を効率よく行うことができません。

注意したいのは、ここでいう水分とは「水」であること。緑茶、コーヒーなどの利尿効果のあるものは含みません。水分を体外に出してしまいます。

水は普段から意識して飲んでいないと、意外と摂っていないかもしれません。

当然ですが、飲めば飲んだだけトイレに近くなるので注意してください。

耳を刺激する

水分を摂った上で、耳のリンパ液の循環がよくなるように、耳を刺激します。

よくやった方法は3つあります。

  1. チョキの手を作り、それで耳を根元から挟み込んでちょきちょきします。
  2. 耳たぶの辺りをつまみ、少し下へ引き下げます。
  3. 外耳殻をつまみ、軽く揉みます。

やってみるとわかりますが、刺激されて痛気持ちい感じがします。耳も血流が滞って凝る(?)ものなんですね。

もっと詳しく見たい方はこの動画が参考になります。

睡眠を確保する

睡眠不足が続くと即発症フラグが立ちます。日常的に睡眠不足にならないよう、意識して時間を確保します。

幼子がいると難しいこともあるのですが、発症しそうなときは夫に子供たちを任せて夜一人で眠って休むようにしていました。

時の経過を待つ

これらをやったあと、最後は時が解決します。

すぐによくなる方もいるようですが、私は中々よくなりませんでした。日によってよくなったり悪くなったりを繰り返していました。

ストレスを溜めないようにリラックスを心がけました。

子供を怒りすぎないように、など…

産後の場合、待つことが重要

産後はホルモンバランスが崩れているとよく言われる通り、自律神経失調症など色々なものに罹患しやすくなっていると言えます。

産後すぐの場合はこれらの効果ができにくいと思われます。落ち着くまで対処しながら、時の経過を待ちましょう。

薬はどうする?

正直なところ、私の場合、後半は薬が全く効いていなかったように思います。

薬を飲んで一時的に良くなったと思っても、次の日には悪化して聞こえなくなっていることも多々ありました。

飲み続けても効果がないのならば、まずい薬を我慢して飲む必要もない…と結論付け、処方された分を飲み切ってからは飲むのをやめました。

飲みきり後は水分と耳のマッサージ、それからストレスにそれなりに注意して日々を過ごしました。

結果、それで回復状態をキープしているので、私の場合はあまり薬が効いていなかったと言えるでしょう。

※薬を飲むのを続けるか、又はやめるかを決めるのはご自身です。飲まなくて悪化した場合でも私は責任を負いません。自分で判断してください。

私の感音性難聴の経過

最後に、私の感音性難聴の経過をご紹介します。

新卒入社後の、忙しい日々が続いたある日に初発

当時、20代前半です。ある日、朝起きたら左耳が聞こえにくくなっていました。耳が塞がっている感覚がしました。

驚いて耳鼻科に駆け込み検査をしましたが、神経系にどこか悪いところは一切ありませんでした。

医者からはストレスが多いようなので休養と、投薬を希望する場合は眠りやすくする薬を処方できるが、と言われました。

投薬はなんとなく嫌だったため、とりあえず休養で様子を見ることにしました。

とはいえ会社を休むなどはあまりせず、定時で極力帰るようにした、当時の上司がきつい方だったので配置換えを希望した、程度でした(完治後、配置換えは叶いました)。

このときは1か月足らずで気にならなくなったと思います。

これは今になって思えばですが、このとき感音性難聴を発症していて、1か月ほどかけてストレスが軽減し、治っていったのだろうと思います。

2人目妊娠中の夏に再発

こちらの記事でも触れていますが、その後、2人目妊娠中の夏に発病しました。

妊娠中ということもあり積極的な治療はできず、処方された漢方薬を飲んでやり過ごしていました。効果はとても怪しいものでした。飲んでいても良くなった気はしませんでした。

医者に言われた通り、水分を多めにとるようにしていましたが、妊娠中でそもそもの体が熱いこと、外気も暑いことから汗を大量にかいていたようで、焼け石に水状態だったのかもしれません。

次第に涼しくなり、冬になっていくらか良くなり、たまに聞こえなくなる程度になっていました。

私は切迫早産で入院しているのですが、入院中に難聴は回復し、その後一切起こりませんでした。

単純に、身重で仕事と上の子の世話をするのが大変だったのでしょうね。

尚、このときも初発と同じ、左耳が発症しました。

産後再発

産前・産後で一旦良くなっていたのですが、産後3か月ほどでこれはこちらの記事の通り、多忙な日々が続いたことによって再発してしまいました。こちらも左耳の発症でした。一度発症した耳は癖になるんでしょうか?

このときにイソバイド薬を飲んでいたのですが、一向に良くならず、藁をもつかむ思いで方法を探した結果、上記の方法に辿り着きました。

産後半年以降、再発なし

再発を繰り返していると、なんとなく発症しそうなときにわかることがあります。そのときは即対処するようにし、産後半年以降は再発していません。

半年以上経ったことによりホルモンバランスも安定し、自律神経も安定に向かっていったから、かもしれません。

今後も日々注意して過ごしたいと思います。

まとめ

  • 感音性低音難聴は再発する、突発性難聴とは全くの別物
  • 感音性低音難聴は妊娠中も発症することがある
  • 投薬で治れば良いが、治らない場合は生活習慣を見直すこと
  • 水分大事、利尿作用のある飲み物は除外(緑茶、紅茶、コーヒーなど)
  • ストレス、睡眠不足、ダメ、ゼッタイ

今現在感音性低音難聴で悩んでいる方に、方法として届きますように。

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